フルーツバスケット第18話レビュー「大切なのは……」【声の出せない杞紗ちゃんと虎の子】

ひさしぶり

・・・やっと声、聞けた

透と由希が雨宿りをしていると、びしょ濡れの潑春が歩いてきた。どうやら探し物をしていたらしい。見てみると、腕の中に虎の子供が！透は思わず「かわいい猫さんです……！」と手を伸ばすがガブッと咬まれてしまう。この虎の名前は草摩杞紗。十二支のひとりだ。だが、杞紗は中学校に入ってから話すことが出来ないという。

そんなわけで、第18話は草摩杞紗ちゃん登場エピソード。十二支の寅の物の怪に憑かれた彼女と透くんとの出会いが描かれる今回となっています。学校でのイジメで家出をしてしまい、心を閉じてしまった杞紗ちゃん、そんな彼女と透くんとの心温まる交流の物語、涙なしでは見られない第18話であります。

アバンは買い物の途中で雨に降られて雨宿りの透くんと由希の様子から。学校で生徒会長を推薦されていると悩みを打ち明ける由希。由希としては目立つことは極力避けたいんだろうけどね💧

と、そんな中で撥春がなにやら抱えてやってくる。それは虎の子で、思わずその可愛らしさに手を伸ばす透くんだったが・・・

早速噛まれたぁああ！

そんな透くんに怯えて噛んでしまった虎の子、実は十二支の一人で草摩杞紗ちゃんの変身した姿で、学校でイジメに遭って家出をしていた所を撥春に保護されたらしい。しかも、そんなイジメのショックで失語症となってしまった杞紗ちゃん。紫呉の家に来ても噛んだ透くんに謝ることもできずに心を閉ざしたままの彼女であります。たしかに喋れなくなるほど気持ちが落ち込むことって実際きついよな・・・

そんな杞紗ちゃんの事情を彼女に代わって打ち明ける撥春。すると、それに怒った杞紗ちゃんが彼に噛み付く。杞紗ちゃんにお母さんも今頃探し回っていると諭すのだが、それに彼女は耳をふさぐ様に出ていってしまう・・・

それに慌てて撥春の怪我を手当するか、杞紗ちゃんを追いかけるか迷う透くんｗ彼女のそんな慌てっぷりがシリアスにならずに中和されているのが良いね♪

さて、そんな撥春の杞紗ちゃんへの気にかけ方が気になる様子の由希。それにヤキモチ？と茶化しながらも撥春は由希の過去に似ていると話す。それで由希の当時の姿を重ねて心配になったというわけです。そのことを焚きつける紫呉。そんな彼に怒って出ていってしまう由希。図星を突かれたといったところかな💧

そんな一方で、杞紗ちゃんを見つけた透くん。再び手をのばすもまたも噛まれてしまうことに💧　痛くないと言い聞かせる透くん、アンタはどっかの姫姉さまかｗｗ

すると、そこへ杞紗ちゃんのお母さんが探しにやってくる。

お母さんを困らせて楽しい？

と、冷たい視線を投げかけるお母さんに紅葉の件を思い出す透くん、拒絶されると心配して自分がイジメに遭っていたときも言いづらかったと庇う彼女であります。お母さんが大好きだから余計にいえなかったと・・・

すると、そんな自分の気持ちを代弁してくれたのが嬉しかったのか変身が解ける杞紗ちゃん。以来透くんに懐いてしまい、ずっと付いて歩くように。しばらく紫呉の家に居候をすることになった杞紗ちゃん、雛のように透くんにくっつく姿が微笑ましい彼女でありますｗ　透くんにくっついて歩く杞紗ちゃん、めっちゃかわええな♪

そんな仲睦まじい透くんと杞紗ちゃんｗ

しかし、未だに声は出せずにいる彼女に夾はイラッとしてしまいいつもの調子で自分の食いたいものもいえないのかと言ってしまう。それにイジメの時のトラウマが蘇ってさらに萎縮してしまう杞紗ちゃん。すると透くんはあみだくじで決めようと言い出すｗ

アミダばばあの唄を口ずさみながらアミダをたどる透くん、見事ニラ玉を当てて何気に意趣返しの彼女でありますｗ

つか、その歳でアミダばばあは知らないだろ💧

さて、学校でも杞紗ちゃんの様子を心配する紅葉。そんな彼に透くんは杞紗ちゃんの母親が心配している様子を伝えることに。どうやらそのときにニラ玉が好きだったことも教えられたみたいなんだな。

そんな透くんたちに何がイジメの原因だったのか話し始める紅葉。どうやら発端は十二支独特の髪と目の色が他人とは違っていたことだったようで、それを仕方がないというも、それが相手には言い訳に聞こえたようでそれから無視されてしまったらしい。そんなイジメの状況に涙する透くんと紅葉。それにも自分を重ねる由希であります。